1. ガイドツアーに参加するとわかる8つのいいこと(2)

ガイドツアーに参加するとわかる8つのいいこと(2)

囲炉裏で焼く岩魚の塩焼きが名物の嘉門次小屋

やっぱり地元のことはよく知っている

その土地のことは、やっぱりその土地の人に聞くのが一番です。
「お勧めのお土産は何かある?」「帰りに日帰り温泉に入りたいんだけど、どこがいい?」「おいしいお蕎麦屋さん、知ってる?」やっぱり旅なので、そういうちょっとしたことが知りたかったりしますよね。
一周回って定番なものに落ち着く場合もありますし、旅行者はあそこに行くけど地元の人はあっち、みたいな話があるかもしれません。
私は旅行に行くと、地元のスーパーに行くのが好きです。見たことがないような食材や商品を見つけるとテンションが上がります。「その土地ならでは」との出会いが、旅行の楽しみの一つになっています。
それから、「去年の7月の雨でこんなことがあった」とか「昔からいっぱい採れてたけど、皆が食べるようになったのはここ5年位前から」といった、近況や移り変わりも地元の人はよく知っています。
自然解説だけじゃなく、そんな地元ならではの雑談って、思い出に残ったりしませんか。
私はそういう話を聞くと「おっ、なんだか得した」って気分になります。(汗)

歴史を受け継ぐ者

どこの土地にも歴史があり、ドラマがあります。
本になるような大きな事業やドラマもあれば、おじいちゃん、おばあちゃんの思い出話まで。
特に山に関しては先人たちの大変な労力の上に今がある、ということが多々あります。「あの頃は良かったよ」という話より、「あの頃は大変だったよ」という苦労話の方が多いんです。
そんな歴史は風化し、消え去ってしまうことが少なくありません。
だから先人たちの話を受け継ぎ、後世へと語り継いでいく「語り部」のような役割を担いたいと思っているガイドもいます。
昔の話を引き合いに出すと、とかく笑われたり敬遠されたりする時代かもしれませんが、自然と向き合っていく中では、「どんなことがあったか?」を知ることはとても大切な教訓です。
私もそういう話が聞ける機会を大切にしていますが、やっぱり「生の話」は違いますね。
映画やドラマや本とは違った「深み」があります。
そして、風化させちゃいけないな、って気持ちが芽生えるんです。

地元のガイドと歩くと、自分たちだけで歩くのでは得られなかったものがきっとあるでしょう。
同じ時間を過ごすなら、楽しい方がいい。
ぜひ、ガイドツアーを楽しんでください。
次回へつづく。

(文・今井清)