1. 防寒対策は忘れずに

防寒対策は忘れずに

温度計

山は気温が低い

皆さんご存知と思いますが、山は気温が低いです。
一般的には「標高が100m上がると、気温は0.6℃下がる」と言われます。ただしこれは理論値で、実際には天候、日照、地形、大気の状態など様々な要因によって変わります。
例えば、松本がだいたい標高500m、上高地が1,500mなので、上高地の気温は松本より「約6℃」低いことになります。ただ実際にはその差が3℃くらいのこともあれば10℃くらい低いこともあります。
さらに「風が吹けば、体感温度はさらに下がる」ことを覚えておく必要があります。
色んな条件によってばらつきがあるものの、だいたいの目安として、「自分が今日行く所は何度くらいか?」を予想しておきましょう。
ちなみに、ピンポイント天気を予測するサイトやアプリがありますが、実際の気象とだいぶ違っていることがありますので、信用しすぎず参考程度にした方がいいかもしれません。

必ず防寒着をリュックに入れていく

暑ければ脱げばいいけど、「寒いけど、着るものがない」は困ります。なので、必ず防寒着を持って行きましょう。季節にかかわらず、行き先にかかわらず、持ち物リスト「防寒着」とあるのはそのためです。「どの程度の防寒着」かは、行き先の気温によって合わせます。
山で一番恐いのは低体温症です。実は知らない方が多いですが、真夏でも起こります。
また、子供や高齢者は体温が一旦下がると、上がりにくいと言われます。これは、熱を出すのは筋肉なので、子供や高齢者は筋肉が少ないことによります。だから、大切なのは「体温を下げない」ことです。
また、寒さを感じた時は、着込んだり体をこすってもすぐには暖かくならないですが、「温かいものを飲む」と体が温まります。なので、「保温ボトルにお湯を入れて持っていく」のも、いざという時に役に立ちます。

高い山に登る時はもちろんのこと、里山だから、日帰りだから、夏だから・・・と油断しないことが大切です。
特に春・秋は「里は暖かくて半袖の陽気だけど、山の上は一転して冬」と、そのギャップが大きいことがありますので、余計に注意が必要です。
フィールドに出る際には、防寒対策には慎重に気を使いましょう。

(文・今井清)