1. 山行中、何飲む?

山行中、何飲む?

飲み物

基本的にはなんでもいい

「飲み物は何を持っていけばいいの?」と時々聞かれることがあります。
基本的にはなんでもいい、と言われています。
水、スポーツドリンク、麦茶、緑茶・・・、人によって様々です。自分が飲みやすいものを選べばいいでしょう。
ただ、汗をかくとミネラルも一緒に失われます。そこで水だけを飲んでいると血液が薄まってしまい、ナトリウム不足の状態になります。すると足がつったりします。
「汗をかいたら塩分も補給しましょう」と言われるように、塩飴をなめたり、梅干しを食べたりすることで防げます。また糖分、塩分も含まれているスポーツドリンクなら、バランスよく補給することができるでしょう。

飲み物のちょっと気をつけたいこと

夏場、ペットボトルを凍らせて持ってくる人がいますが、これはお勧めしません。いざ飲もうと思った時に、まだ凍っていて飲めないことがあるからです。
冬場、熱々の飲み物を保温ボトルに入れて持ってくる人がいますが、これもお勧めしません。いざ飲もうと思った時に、熱くて飲めないことがあるからです。
逆に、気温が低い時期は、保温ボトルに温かい飲み物を入れておくと重宝します。ペットボトルの飲み物だと、歩いているうちに気温で冷え冷えになって、飲んだら体の芯まで冷えてしまった、なんてことがあるからです。
また、最近は猛暑で熱中症になる方が多いのでドラッグストアなどで「経口補水液」というのが売られていますが、これをスポーツドリンク代わりにゴクゴクと飲んでいる登山者の方がいてびっくりしました。これはお勧めしません。注意書きに「医師から脱水状態時の食事療法として指示された場合に限りお飲み下さい」と書かれているように、熱中症の症状が出た人に与えるのに適したように作られている飲み物だからです。

ちなみに私はパウダーのスポーツドリンクを薄めに溶かしたものをボトルに入れて持っていきます。
またそれとは別に水を持ち、少し寒い状況が考えられる場合には保温ボトルにお湯を入れて持っていきます。
優しい山歩きから少しずつ経験を積み重ねていく中で、自分にあった飲み物を見つけていってください。

(文・今井清)