1. 霧ヶ峰・車山

霧ヶ峰・車山

~五感を使って秋の高原を楽しもう~

開催日:2018/09/09(日)

秋のキッズ向け企画第1弾は霧ヶ峰・車山です。
標高2,000m足らずの山ですが、日本百名山に選ばれている楽しい山です。
著作家・田中澄江さんが著書「新・花の百名山」で「霧ヶ峰も秋の枯れススキの頃が一番よいと思う。」と紹介しているように、ニッコウキスゲが咲き、観光客でごった返している夏とは違い、人が少ない秋は気持ちのいい草原を独り占めできる楽しさがあります。
風が強く雲が真横に流れている中、暖かい格好をして自然保護センターから出発です。

枯れすすきの原っぱに向かって出発

枯れすすきの原っぱに向かって出発

秋雨前線が停滞し、連日雨降りが続いている中での開催となりましたが、この日は雨雲が西よりにとどまり、霧ヶ峰周辺は終日「曇り」予報。
草原の中を歩いていると、厚い雲の底がちょうど私たちのいる場所まで下がっていて、雲の中に突入する形になりました。
草、ススキが生い茂る登山道は、小さな子供たちには「ススキのトンネル」の中を歩いているように見えたことでしょう。

草とススキに埋もれながら進んでいきます

草とススキに埋もれながら進んでいきます

やがて完全に雲の中に包まれてしまいました。
列の先頭を歩くリーダーの姿もかすんでしまい、よく見えないほど。
「霧が多いから霧ヶ峰っていうんだよ。」とその名の通りの景色に、みんなも納得です。
横風が強く、吹き付ける霧が体を濡らすので、カッパを着込んで防寒対策をしながら山頂を目指します。
でも行く先がまったく見えないので、あとどのくらいで山頂に着くのかさっぱりわからなかったですね。

濃いガスに包まれ、周りは何も見えません

濃いガスに包まれ、周りは何も見えません

やがて道が平らになったと思ったら、車山・山頂に到着していました。
突然山頂に着いてしまったので、やや拍子抜け。
しかも真っ平らなそこは、「山頂感」にやや欠ける感じも。
山頂まで来てようやく気象レーダーの丸い姿を見ることができました。
建物の裏で風を避けて行動食を食べたら、体が冷えないうちに下山します。

突然車山山頂に到着しちゃいました

突然車山山頂に到着しちゃいました

山頂の車山神社でお参りした後車山肩へ下っていると、雲の間から青空が見えてきました。
振り返るとさっきまでいた車山の山頂に、まん丸い気象レーダーも見えています。
「神社でお参りしてきたのが良かったのかな~?」
肩からは再びススキの草原の中へ突入して、自然保護センターを目指します。
原っぱに巨大な石がごろごろと転がっている不思議な光景。
巨石を見ると登りたくなるのは、子供の本能?

全員で岩によじ登って、ハイポーズ!

全員で岩によじ登って、ハイポーズ!

「日本百名山」の著者・深田久弥さんが「山には、登る山と遊ぶ山とがある。」と言っているように、今回は霧ヶ峰で思いっきり「遊んで」みました。
ススキの中をかき分け、笹の原っぱに寝っ転がり、大きな岩によじ登り、岩の上で寝転んで雲を眺め、風を感じ、「雲の中」を感じ・・・。
北アルプスの遙かなる峰をひたすら歩く登山もあれば、自然を全身で感じる登山もまた楽しいものです。
無邪気に遊んでいる子供たちの心に中に、きっと何か感じるものがあることでしょう。